サイエンスZEROで生命誕生のナゾに迫る!はやぶさ2が生命誕生の痕跡を持ち帰るかも?

こんにちは。

NHK Eテレで放送している『サイエンスZERO』。毎回毎回いま話題の最先端の科学と技術をとっても分かりやすく解説してくれるので、ワタクシの大好きな番組でもあります。

今回は、2020年8月23日放送の「宇宙夜話スペシャル 小学生と迫る“生命誕生”のナゾ」ご紹介します!地球の生命の起源は地球なのか?それとも宇宙なのか?この分野の最新事情がかなり熱くなっているようです!

今回は、科学や宇宙が大好きな14名の小学生たちも一緒に生命の起源に迫ります!

専門的で難しそうなことは、国立天文台・副台長の渡部潤一先生が分かりやすく解説してくれます!

「地球生命はどこでどのようにして誕生したのか?」最大級のナゾをテーマに、科学大好き小学生たちの疑問に最新研究を紹介しながら徹底解説。小学生が繰り出す難問に挑むのは国立天文台・副台長の渡部潤一さん。宇宙のスペシャリストが注目するのは「火星」そして「土星の衛星」。さらに、生命の材料探しのために小惑星に行った日本の探査機「はやぶさ2」も大活躍!小学生とともに生命誕生のナゾを宇宙から探る夏の特別編。

サイエンスZEROで生命誕生のナゾに迫る!放送日と出演者は?

【放送日】2020年8月23日

【司 会】小島瑠璃子、森田洋平
【ゲスト】国立天文台 教授…渡部潤一
【語 り】川野剛稔

【放 送】 毎週日曜 [Eテレ] 午後11時30分~0時
【再放送】 翌週土曜 [Eテレ] 午前11時~11時30分



サイエンスZEROで生命誕生のナゾに迫る!生命の起源は地球という説

生命誕生の場所は地球である!というのが地球誕生説。この説にも次の2つの説があるんだとか。

深海誕生説

深海で生命が誕生したのではないか?という深海誕生説を唱えるのは、JAMSTEC(ジャムステック)海洋研究開発機構の高井 研さん。

しんかい6500という潜水調査船に乗り込み、生命誕生のナゾに挑む第一人者。

高井さんは深海の、しかも300℃を超える温度の熱水が噴出する「熱水噴出孔」が生命誕生の場所なのではないかと考えているといいます。


深海の熱水噴出孔には、煙突のような形をした「チムニー」が形成されていて、このチムニーの内部には直径1ミリメートル以下の蜂の巣状の穴がたっくさんあるんだとか。

この小さな穴の中に流れ込んできた生命の材料となる物質や餌となる物質によって最初の生命が誕生し、進化してきたと高井さんは考えているそうです。

陸上誕生説

陸地で生命が誕生したと考えている研究者もいます。東京薬科大学名誉教授の山岸明彦さん。

山岸さんが考える生命誕生の場所は40億年前の「温泉」。

温泉の中は生命の材料とエネルギーのもとが溶け込んだ状態。この温泉の水が蒸発していくことで生命の材料が濃縮されていき、遺伝子が誕生したと考えているそうです。

どちらの説にしても、生命の元になる材料とエネルギーのもとになる材料がたくさん混ざり合っている場所で、ギュッと濃縮されていった先に生命が誕生したってことなんでしょうかね?


サイエンスZEROで生命誕生のナゾに迫る!生命は宇宙からやってきたという説

生命は火星からやってきた説

地球の生命は火星からやってきたと考えているのは、アメリカ・カリフォルニア工科大学のジョセフ・カーシュビングさん。

実は最近の研究から、火星にはかつて大量の水があったことを証明する痕跡が次々に見つかっているんだとか。40億年前の火星には広大な海と陸地があったと考えられるようになったそうです。

地球起源説の生命誕生の条件同様、火星も海と陸地が広がり、生命を生み出す大事な要素が揃った環境だったということですね。

そして、火星で誕生した生命が隕石にくっついて地球にやってきたのではないか?というのがカーシュビングさんの説。実際に火星からやってくる隕石は結構あるらしいので、これもまたありえそうな説ですよね。

宇宙には生命の材料・アミノ酸がいっぱいある説:マーチソン隕石とはやぶさ2

「生命の誕生に必要な材料」って一体何なのか?

おおもとになるのが炭素、窒素、酸素、水素などの元素。

元素が組み合わさってできるのがアミノ酸。このアミノ酸が体を作るのに欠かせない重要な材料になるんだとか。

アミノ酸などがさらに複雑に組み合わさって生命誕生!このプロセスが奇跡を伴うような超絶不思議なことが起こっているのかもしれませんよね。

ところが、最近の研究から、重要材料のアミノ酸が、実は宇宙空間に大量にあるのではないかという説が有力になってきたんだとか。

1969年にオーストラリアで採取されたマーチソン隕石の分析を進めた結果、アミノ酸が抽出されたというんです。このアミノ酸がどこからきたのか?隕石の分析だけでは分からないことも多く、宇宙にサンプルを取りに行ったのが はやぶさ2!

地球から3億キロメートル彼方の小惑星リュウグウに降りて、小惑星表面のサンプル採取を行いました。

このサンプルにアミノ酸のような有機物が見つけることができれば、生命の材料は宇宙に満ちあふれているということが証明できるんだとか。

はやぶさ2は2020年末に地球に帰還予定。生命の材料を持ち帰ってくるのか?期待が高まりますね!

はやぶさ2のサンプルリターンについてはこちらもどうぞ!

サイエンスZEROではやぶさ2に続く次世代宇宙探索をご紹介!めざすは火星の月!


サイエンスZEROで生命誕生のナゾに迫る!地球外生命に出会える?太陽系内の最も有力な天体は?

生命誕生の場所は、地球なのか宇宙なのか?生命起源のナゾにも迫りつつありますが、地球外生命にはどこで出会えるのか?

この研究も進んでいるそうで、土星や木星の衛星の観測によってその期待が大きくなってきたということです。

土星の衛星・エンケラドス

エンケラドスの表面は厚さ20キロメートルの氷で覆わた凍りついた天体。生命とは無縁の天体だと考えられていたんだとか。

ところが、土星探査衛星カッシーニが捉えた写真によって、一躍生命の存在が期待されるようになったんだそう。

カッシーニの捉えた写真には、エンケラドス表面の氷を突き破って噴出する大量の水が写ってたんです。カッシーニを近づけてその成分を分析した結果、複雑な有機物とともに「ナノシリカ」という物質が見つかったというはなし。

ナノシリカの存在は、その天体内部に熱水噴出孔が存在している証拠となるんだとか。

熱水があり複雑な有機物がある。生命が土星の衛星エンケラドスで誕生している可能性を示す大発見なんだって!

木星の衛星・エウロパ

土星の衛星エンケラドスと同じように、水が噴き出している天体が見つかっています。

木星の衛星エウロパ。

将来、地球外生命探索で探査機が向かうかもしれませんね!



サイエンスZEROで生命誕生のナゾに迫る!宇宙生物学(アストロバイオロジー)って分野がこれから面白そうだゾ!

これまでは天文学が中心だった宇宙探査も、天文、生物だけでなく、化学、地球惑星科学、大気、天気、火山、地質、海洋などの広範な分野の研究者たちが共同して地球外生命の探査・研究が進められるようになっています。新しいステージに進んだんですね。

この分野のことをアストロバイオロジー(宇宙生物学)といい、これからますますホットな分野になりそうです。今回のサイエンスZEROでも地球外生命に近い将来出会えるかもしれない期待感を抱かせてくれました。番組に参加した小学生たちにはますます興味が膨らむ分野なんじゃないかしら?

以前サイエンスZEROで紹介されたアストロバイオロジーについてはこちらもどうぞ!

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