カネオくんが解説!首都高メンテナンスと山手トンネル建設の超絶技術!!NHK有吉のお金発見 突撃!カネオくん

こんばんは〜

NHKの『有吉のお金発見 突撃!カネオくん』、今回は「最新技術で劇的進化!首都高の最新お金事情」です。「首都高」とは、「首都高速道路」の略で1964年の東京オリンピック直前の1962年に開通。「首都高速道路株式会社」が維持・管理を行っていて、2020年現在で58歳、メンテナンスには大きな費用がかかっているようです。ちなみに、「首都高」「首都高速」は登録商標になっているんだって。

番組ではメンテナンス技術の劇的進化と山手トンネル開通秘話をおりまぜて紹介!今回は初リモート収録に挑戦!

日本が世界に誇る超巨大道路・首都高のお金事情を大調査!今、首都高では「メンテナンス技術」が劇的進化中!走るだけで異常を発見「億超えの点検マシン」や危険度MAX「命がけのスゴ腕作業員」が登場!さらに、完成が大きな話題を呼んだ「山手トンネル」の誕生秘話も!地下の○○をかいくぐる驚きの工事内容とは?

カネオくんが解説!首都高メンテナンスの劇的進化!!放送日と出演者

【放送日】2020年5月30日

【司 会】有吉弘行、田牧そら
【出 演】伊集院光
【語 り】ノブ

【放 送】 毎週土曜 [総合] 午後8時15分~8時45分
【再放送】 翌週月曜 [総合] 午後11時45分~0時15分/翌週土曜 [総合] 午前9時30分~10時00分


カネオくんが解説!首都高は建造物ファンに大人気!

首都高速道路、略して首都高。登録商標としても登録されていて、高速道路としては世界でも類を見ない立体構造をしています。首都高全体の70%にあたる245kmが空中に造られているんです。世界的にもレアなこの構造物は、国内外の建造物ファンの間で話題となって、ついには写真集まで出版されているんだとか。夜景とセットになった複雑な構造物の写真は本当に綺麗で、見とれてしまう気持ちもよ〜く分かります。

カネオくんが解説!首都高誕生の背景にあったものとは?

2020年の東京オリンピック・パラリンピックは残念ながら2021年に延期となってしまいまいしたが、首都高の誕生は前回の東京オリンピックが開催された1964年からさらに2年さかのぼった1962年になります。当時の東京では深刻な渋滞問題を抱えていたといいます。東京オリンピックまでに渋滞を緩和するべく首都高は計画され、着工からわずか2年で開通させるという離れわざをやってのけたんです。道路を通すための用地買収は時間がかかるため避け、そのかわりに公共地である既存の道路や川の上を通すことになった結果、ビルの間を縫うように建設されたんです。高速道路なのにうねうねしているのはこういった事情からなんですね。

カネオくんが解説!開通から58年、老朽化が進む首都高

今から58年前に造られた首都高。当時の最新技術と膨大なエネルギーが注ぎ込まれたのは想像に難くないですよね。老朽化が進み、ヒビ割れなどの損傷箇所が年間4万箇所も見つかっているんだとか。しかもこの損傷箇所のチェックは、人手による目視確認が主だった手段だったようで、時間もお金もとってもかかる作業だったんだとか。そんな状況が今、劇的に変わりつつあるようです。


カネオくんが解説!首都高メンテナンス技術の劇的進化!!インフラドクターとはどんなマシン?

道路調査車両インフラドクター。搭載したレーザーやカメラを使って走るだけで道路を計測して損傷箇所を特定できちゃうんです。まずはインフラドクターの動画、見てみましょう。

2017年に導入された特殊車両で、360度撮影できるカメラとレーザー測定器を搭載し、半径100メートル以内の構造物の位置情報を走りながら計測する特別な車両なんです。計測データから作られた3D映像をチェックすることで、道路のデコボコやヒビ割れをデジタル空間上で捉えることができちゃうスゴ技なんですね。道路上を走行しながらも、高い場所や高架の裏なんかの見えにくいところまで計測できるって、その性能は驚くべきものがありますね。しかも、お金の面でも超優等生なんだそう。

インフラドクター導入前は1km計測するのに人力で約7時間!導入後は1km計測に約5分!!なんと84倍速!!!

インフラドクター導入前は人力で計測するには交通規制が必要となり、その人件費が約50万円!導入後は交通規制不要になったので人件費0円!!

インフラドクター導入前の測量費が1kmで約860万円!導入後は約280万円!!約70%ものコストカットとなったんです!!!

インフラドクターの開発には5億円ほどかかっているようですが、いろんな場面でのコストカットと時間短縮ができることで、数年でモトが取れちゃうんだって。よくできた優等生なテクノロジーです。

こちらは収録舞台裏。微笑ましいです。




カネオくんが解説!首都高メンテナンスの劇的進化!!凄腕特殊部隊とはどんなことやる人?

インフラドクターのおかげで、高架の裏もデータでチェックができるようになったとはいえ、陰になる部分を含めて最終的な確認は人の目による直接目視が法律で義務化されているんだって。阪神・淡路大震災やトンネル崩落事故がきっかけとなり、2014年に法律で義務化されたんだそう。その役目を担っているのが特殊高所作業員の方たち。ロープにぶら下がり、高架裏などを目と音で直接チェックし、重大な欠陥を見落とさないように日々メンテナンスをしているんです。


カネオくんが解説!首都高メンテナンスの劇的進化!!自己治癒コンクリートってどんなコンクリ?

自己治癒コンクリート、ヒビが入るとコンクリート自身が自分でヒビを塞いじゃうというすごいもの。コンクリートの中にバクテリアとエサが練りこまれていて酸素と水分がない状態では眠っているんだって。ところが、ひとたびコンクリートにヒビが入り、そのヒビを伝って水が侵入してくるとバクテリアが目を覚まし活動を開始。エサを食べて排泄物として炭酸カルシウムを出します。これがコンクリートのヒビを埋めていくんだって。0.4mmのヒビなら約2ヶ月で修復し、ヒビが塞がってまた周辺が乾燥するとバクテリアはまた眠るんだと。しかもこのバクテリア、200年も生き続けることができるんだって。

以前サイエンスZEROでも紹介された自己治癒コンクリート、詳しくは『キズが勝手に治る!自己治癒コンクリート&セラミックス』をご覧くださいませ。


カネオくんが解説!首都高建築の超絶技術力を結集!!山手トンネルってどんなトンネル?

豊島区から品川区を結ぶ全長18kmにおよぶトンネルで、高速道路としては世界最長。2015年に開通したんです。この山手トンネルが開通したことで、新宿から羽田空港までの所要時間が31分から19分に大幅に短縮されたんです。山手トンネルのおかげでカネオくんも遅刻しなくなったんだって。そして開通による経済効果は6600億円!!

山手トンネルの工事が始まったのが1990年、今から30年ほど前になるんですね。東京の地下は水道・電気・ガスのライフラインのほか、地下鉄網が張り巡らされています。山手トンネルは全長18kmの道のりに26箇所もの鉄道との交差ポイントがあったんです。トンネルを通す作戦は、「とにかくかいくぐる!」というもの。すっごいシンプルですね!

最大の難所が中野坂上交差点エリアでの地下鉄丸ノ内線と地下鉄大江戸線の隙間20mをくぐるところ。距離にしてわずか60mなんだけれども、工事期間はなんと10年!トンネル掘削で活躍するシールドマシンがこの区間の工事では使うことができず、地盤補強しながら手で掘っていったんだって!ものすごい難工事だったんですね〜

山手トンネルの工事、大きな事故も人的被害もなく、さらに地下鉄も通常運行を続けられたということです。ものすごく緻密な計画で実施された大工事だったことが伺えますよね。


カネオくんが解説!首都高建築の超絶技術力を結集!!日本橋上の首都高を地下へ!!!

山手トンネルで集結された技術を使ったさらなる地下化計画が進行中なんです。それが、日本橋の上を走る首都高の地下化。約1.2kmを地下に移すことで、日本橋からの景観が様変わりするといいます。工事期間10年、予算3200億円の大プロジェクトです。地下で着々と行われる工事なので、なかなか目に触れる機会がないかもしれませんが、きっとやり遂げて、日本橋の空が広がりますよね。

この空でまたブルーインパルスがお祝いフライトやってくれると嬉しいですね!



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コメント

  1. 吉ケ島 勝良 より:

    かねお君で「自己治癒するコンクリート」の事を知って感動しました。マンション住まいで、大規模修繕工事を実施しても施工業者の見立てや業者の資質で、完成直後でも「漏水問題」が発生します。見つけにく小さな漏水限(0.3mm)areaにこのコンクリートを活用できるのでは?とふと思いました。マンション等に活用された履歴はあるのでしょうか?

    • イメクリ管理人 より:

      吉ケ島さん
      コメントありがとうございます。
      「突撃!カネオくん」や「サイエンスZERO」で紹介されていた「自己治癒コンクリート」が日本に導入されたのは2017年のようです。NHKの番組なので企業名が伏せられていたりしますが、この自己治癒コンクリートの製品名は「Basilisk」というもののようです。「カネオくん」でも画面に映り込んでいたかと思います。
      會澤高圧コンクリート株式会社さんが取り扱っており、「Basilisk」としては用途に応じて3種類ほどラインアップされているようです。既存建物のひび割れ部の補修用もあるようなので、詳しくはホームページをご覧になってください。詳しい資料・動画も掲載されていますよ。