こんにちは!
この記事では、『サイエンスZERO』2020年11月15日放送の「探検!国立天文台#1 天体観測の最前線 潜入SP」のエッセンスを紹介していきます!
世界有数の天文学の研究機関「国立天文台」を小島瑠璃子とともに探検するスペシャル編!ハワイにある「すばる望遠鏡」の史上最大のプロジェクトに潜入。望遠鏡をリモート操作し、銀河の撮影にも挑戦。超レアな天体を目撃!?さらに、天文台では最先端の観測機器の開発まで行われていた。打ち上げ目前の超精密な太陽観測機器の製作現場にも潜入。研究者と技術者が力を合わせて切り開く、最先端の天体観測の魅力にディープに迫る。
サイエンスZERO「探検!国立天文台#1 天体観測の最前線 潜入SP」放送日と出演者は?
【放送日】2020年11月15日(日)午後11時30分~0時
【司 会】小島瑠璃子、森田洋平
【語 り】川野剛稔
【再放送】 2020年11月21日(土)午前11時~11時30分
サイエンスZEROが国立天文台に潜入!国立天文台ってどこにあるの?
潜入先は国立天文台・三鷹キャンパス。東京都三鷹市にあります。JR武蔵境駅または京王線調布駅からバスで15分ほど。
施設見学もできるんですけど、昨今のコロナ禍の事情により一部制限があるようです。
現在見学可能なのが、第一赤道儀室、子午儀資料館、ゴーチェ子午環室。屋外の散策もできるとのこと。
緑豊かな場所なので、散策にはもってこいの場所ですよね。ちょっと足を伸ばして深大寺まで回るのもいいかもしれませんね。
https://www.nao.ac.jp/access/mitaka/
サイエンスZEROが国立天文台に潜入!国立天文台ではどんな観測をしてるの?
国立天文台が運用に携わる望遠鏡は、可視光で観測するすばる望遠鏡、電波をとらえるアルマ望遠鏡、宇宙のビッグイベントが起こす重力波をとらえるKAGRA(かぐら)が有名ですけど、世界に10か所以上あるんだとか。
設計から運用まで何十年もかかるビッグプロジェクトを擁し、さらに必要な観測機器の製作まで自分たちで行なってしまうというのは世界的には珍しい研究機関なんだそう。
サイエンスZEROが国立天文台に潜入!国立天文台の進めるビッグプロジェクトとは?
運用段階、運用途上・建設段階、将来研究のカテゴリーに分けられた各種プロジェクトが進められているそうです。
タイトル見ただけだと何が何だか分かりませんけど、今回のサイエンスZEROで詳しく紹介されたのは、すばる望遠鏡、TMT、太陽観測でした。このあたりについてはチョットだけウンチク語れる程度にはなれましたね〜
運用中段階プロジェクト
- アルマプロジェクト(アルマ望遠鏡)
- チリ観測所
- ハワイ観測所(すばる望遠鏡)
- 水沢VLBI観測所
- 野辺山宇宙電波観測所
- 太陽観測科学プロジェクト
- 天文シミュレーションプロジェクト
運用途上プロジェクト
- 重力波プロジェクト(KAGRA)
- TMT(Thirty Meter Telescope、30メートル望遠鏡)プロジェクト
将来研究プロジェクト
- JASMINEプロジェクト
- RISE月惑星探査プロジェクト
- SOLAR-Cプロジェクト
- すばる超広視野多天体分光器プロジェクト
- すばる広視野補償光学プロジェクト
サイエンスZEROが国立天文台に潜入!すばる望遠鏡のすごいプロジェクト進行中!
すばる望遠鏡の特徴とは?
すばる望遠鏡はハワイ観測所(ハワイ島マウナケア山頂)に設置されている世界最大級の口径8.2メートルの光学赤外線望遠鏡。
すばる望遠鏡の強みは、他の大型望遠鏡に比べて圧倒的に広視野で高解像度の観測を行えること。
すばる望遠鏡で捉えた宇宙の姿をデジタルデータとして残すために、とんでもサイズのデジタルカメラを設置しているんです!8000万画素(4096×2048)のセンサー(CCD素子)を116個並べた、約8億7000万画素の超ド級のデジタルカメラ。その名をHSC(Hyper Suprime-Cam:ハイパー・シュープリーム・カム/超広視野主焦点カメラ)というそうな。
広視野角の高解像度の光学系と、高性能デジカメのHSCがタッグを組んで宇宙を捉えるというのがすばる望遠鏡の強みってことなんですね!
すばる望遠鏡はどこに設置されているのか?
ハワイ観測所はヒロという町にありますが、望遠鏡はマウナケナ山頂に設置されているんです。
ちょいと調べてみて驚いたんですけど、なんと見学可能なんだとか。
残念ながら現在は見学が休止されていますが、再開されたら是非行ってみたい場所ですね。
そして、ハワイのすばる望遠鏡を三鷹からリモート観測できるようになっているんだそう。こじるりさんもリモート操作で撮影していましたね。
1枚の撮影に200秒の露光時間とのことでした。そして驚くことに、その1枚の写真の中に30万もの銀河が写っているんだということでした。
銀河はうじゃうじゃあるんですね〜
すばる望遠鏡の観測データを使った市民天文学・GALAXY CRUISE(ギャラクシークルーズ)
すばる望遠鏡の持つ、視野の広さと高い感度を活かして、330夜かけて夜空の広大なエリアを撮影してくプロジェクトが進行中です。
番組取材時点の観測日数は300夜。その撮りためた写真が捉えていた銀河の数は5億以上になるんだとか。
この観測データに含まれる天体を見ていくには天文学者だけではさばききれない。そこで一般の人たちの手を借りようというのが市民天文学プロジェクトなんだとか。少しだけ勉強したのち、銀河の形を分類していく活動なんだそう。ワタクシも早速やってみたくなりました!
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