こんにちは!
この記事では、『サイエンスZERO』2020年10月25日放送の「“羽毛のある類人猿” カラス 驚異の知力に迫る」のエッセンスを紹介していきます!
ゴミを荒らす、人を襲うなど悪者のイメージが強いカラス。一方で鳥類きっての頭脳派で、世界中の研究者たちがその知能の解明に取り組んできた。近年では「数を理解する」「数手先を読む」「自分で道具を作る」などの驚くべき能力が明らかになっている。カラスはどれほど頭がいいのか?なぜこんなに賢いのか?20年以上にわたりカラスを研究してきた「カラス博士」杉田昭栄・宇都宮大学名誉教授とともに、カラスの“知力”に迫る。
カラス研究最前線!賢さを生む驚異の「脳」
▽滑り台やフリスビーで「遊ぶ」カラス
▽エサを我慢!3歳児並みの自制心を持つカレドニアガラス
▽カァ鳴き声で群れの動きを制御
【出演情報】
小社発行の『カラス学のすすめ』の著者であり、『道具を使うカラスの物語』の監訳者でもある、杉田昭栄さんが10月25日(日)23:30~「サイエンスZERO」(NHK Eテレ)に、出演されます。ぜひご覧ください! #Eテレ #サイエンスZERO #カラス #緑書房https://t.co/b3qHyareAB pic.twitter.com/BJgW14bOre— 緑書房 (@midorishobo) October 23, 2020
サイエンスZEROでカラスの驚異の知力に迫る!放送日と出演者は?
【放送日】2020年10月25日
【司 会】小島瑠璃子、森田洋平
【ゲスト】宇都宮大学名誉教授 杉田昭栄(すぎたしょうえい)
【語 り】利根川真也
【放 送】 毎週日曜 [Eテレ] 午後11時30分~0時
【再放送】 翌週土曜 [Eテレ] 午前11時~11時30分
サイエンスZEROでカラスの驚異の知力に迫る!日本に生息するカラスの種類は?
世界では40種類以上もいるカラスですが、日本に生息するのはハシブトガラスとハシボソガラスの2種類。もっといるのかと思いましたが、たったの2種類とはいきなり驚きました。
ハシブトガラスは主に都市部にすんでいて、ハシボソガラスは田園地帯にすんでいるとのこと。
これまた棲み分けされているんですね〜
♪か〜ら〜す〜 なぜなくの〜♪の七つの子に登場するカラス、山に帰るのでハシボソガラスなんですかね?
サイエンスZEROでカラスの驚異の知力に迫る!遊ぶ=知能が高い!ってこと!
スタジオでカラスの解説をしてくれた杉田先生のお話では、遊ぶという行為は知能が高いことの表れだとのこと。
番組でもカラスが遊ぶ様子をいくつか紹介していましたけど、自分で割れないクルミを車にひかせて割るとか、滑り台で滑って遊ぶとか、ボールをつついてドリブルするとか、人間のちっちゃな子どもと同じようなことしてましたね。
日本のカラス研究拠点は宇都宮大学農学部!
杉田先生の専門は神経解剖学。研究室では早速ニワトリとカラスの脳の標本を見せてくれてました。
JR宇都宮駅から2キロほど。歩いて30分といったところでしょうか。タクシーなら10分もかからないところなので、街中にあるキャンパスですね。
カラスの脳はめちゃめちゃ特別仕様だった!
カラスの脳の大きさはニワトリの脳の約3倍。体の大きさはカラスの方が小さいにもかかわらずです。
カラスの脳は知的行動を司る大脳部分が圧倒的に発達していて、一見してニワトリのものとは全く異なるものでした。どちらかというと、人間の脳のミニチュア版のようなカタチです。
ニワトリは三歩歩くと忘れるといいますが、これもうなずけますな〜
さらに、最新の研究では鳥の脳の働きについての理解が大きく転換したんだとか。
鳥の脳は線条体(せんじょうたい)という運動のバランスや強さの調整をつかさどる部分が多くを占めていて知的なことはあんまりできないと考えられてたんだそう。
ところが、哺乳類の皮質(ひしつ)と同じような、高度な機能をつかさどる部分が鳥の脳を覆っていることが分かってきて、その中でもカラスの脳は飛び抜けて多かったんです。
カラスの行動の研究でさらにカラスのアタマの良さが分かってきたゾ!
宇都宮大学のキャンパスでは10羽近くのカラスを飼育して、その行動を観察・分析しているんだとか。
カラスの世話をしているのは研究室の学生さんたち。カラス愛にあふれる学生さんたちでした。
- 人の顔の写真を見分けられる!
- 数の大小を見分けられる!
- 一度覚えた写真を切ってバラバラに配置しても識別できる!
驚きの能力ですね!
これ、追っ払ったりいじめたりしたら、その人のことをいつまでも覚えているってことですもんね。追っ払い方もよく考えた方がよさそうですねぇ。
サイエンスZEROでカラスの驚異の知力に迫る!カラスのコミュニケーション
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