こんにちは。軽妙なトークのやりとりの中にものすごく役に立つ情報が散りばめられている、世界一受けたい授業。毎回楽しみです!
2020年7月4日の授業カリキュラムは次の3単元、音楽、理科、美術・工芸です。
今回も一緒に楽しく学びましょう🎶
世界一受けたい授業 放送日とゲストの皆さん
【放送日】2020年7月4日 19:00〜20:54
【ゲスト】岩田絵里奈、ウエンツ瑛士、佐藤栞里、中村倫也
【公式サイト】https://www.ntv.co.jp/sekaju/
世界一受けたい授業 本日のカリキュラム
高嶋ちさ子先生の型破りクラシック教室!
- 身近に潜んでいるあの曲も実はクラシック音楽だった・・・!?
- 音楽で心を穏やかに!高嶋先生が生徒の悩みを生演奏で解消します!
- 話題のストリートピアノもご紹介!
昆虫マニア香川照之先生が登場!
- カエルに食べられたゴミムシの驚くべき強烈脱出法とは!?
- 昆虫の知られざる姿を大公開しちゃいます!
三浦春馬先生が47都道府県を旅することで出会った様々な伝統技術のスゴ技を伝授!
- 30万円でも売り切れ!?140年続く茶筒の技術を生かした新製品とは!
- 海外で大人気の群馬県名産の工芸品とは一体!?各地の伝統技術をご紹介します!
- 世界に誇れる日本の魅力を三浦先生と一緒に学びませんか?
世界一受けたい授業 :三浦春馬先生が解説する各地の伝統技術!
三浦春馬先生が紹介してくれたのは、著書「日本製」の取材で訪れた47都道府県の伝統工芸品・特産品の数々。授業では、京都府、岩手県、宮城県、群馬県、福井県、新潟県、長野県、岐阜県、徳島県、滋賀県、奈良県、和歌山県、愛媛県、福岡県、宮崎県 と本当に盛りだくさんでしたね。
三浦春馬先生が訪問!京都府の伝統工芸ユニット GO ON(ごおん)
伝統の技術を生かしつつ、現代のライフスタイルに生かせるものづくりを行う、木工芸、朝日焼、西陣織、竹工芸、茶筒、京金網の若手職人たちで構成される伝統工芸ユニット。
400年の歴史を持つ朝日焼16代目当主の松林 豊斎さんは39歳の若手職人さん。もともと和室に似合う渋い色合いの朝日焼に、色合いもデザインも今のライフスタイルに合わせたものを積極的に取り入れているんだそう。番組で紹介された茶わんは、鮮やかな水色が印象的な、使うことで生活が豊かになりそうな、そんな一品になりそうな気がしました。
創業1875年の開化堂。
(https://www.kaikado.jp/japanese/)
茶筒だけを作り続けて150年の歴史を持ちます。登場するのは6代目の八木 隆裕さん。銅の板をたたき出して、機密性の高い茶筒が生み出されていきます。
八木さんは茶筒だけでなく、今のライフスタイルに合わせて生活を豊かにする新しい製品も作っているんだそう。パスタ缶や珈琲缶、どちらも2万円オーバーの品物ですが、開け閉めする時の快感を味わってみたくなる一品です!
三浦春馬先生が訪問!岩手県の浄法寺(じょうぼうじ)の漆器
日本の漆はその98%が中国産、残りの2%が日本産なんだとか。
国産漆の産地として、岩手県二戸市浄法寺は生産量日本一でシェア68%。第2位の茨城県に3倍以上の差をつけるくらい漆生産の盛んなところ。そして品質も抜群に良いんだそう。
一本の漆の木から採れる漆の量はわずか200グラム程度。思っていたよりも全然少ない量だと思いませんか?
ヨーロッパでは漆器=Japan と呼ばれるくらい愛されているんだそう。
この授業で初めて知ったんですけど、漆は空気中の酸素を取り込んで固まるんですね。そんな漆器の特徴を説明してくれたのが、三浦先生も自分の漆器を求めた滴生舎(てきせいしゃ)の女性漆職人の三角(みすみ ) 裕美さん。
毎日 漆器で食べて、洗って、拭く を繰り返すほど、ツヤが出るものなんだそう。三浦先生いわく「経年美化」。まさしくその通りの変化でした。
滴生舎(https://urushi-joboji.com/life/tekiseisha)は岩手県の北の方、もうちょっとで青森県に入るあたりにあります。
全行程を浄法寺産の漆で仕上げた漆器のお椀も1万円を越すので、なかなか手が出しにくいと思ったけれども、日常的に使い込んでいくことでツヤが育つ!というのを聞くと、お気に入りの食器をじっくり選んで、じっくり使い込んでみたくなりました!
漆器の器に手を出しにくい若者には、漆を使ったスマホケースも登場。岩手県産の漆を使っているそう。落としてケースが割れちゃっても、新しいのと交換してくれる「永年保証」っていう面白い取り組みもしてるみたいです。(https://www.sagar.jp/iphone)
三浦春馬先生が訪問!宮城県のまるずわいがにを使った加工食品
宮城県気仙沼からは、まるずわいがにのビスクを紹介。濃厚な味わい、試してみたいですね。まだ知名度があまりないため、「かに物語」ブランドでいろんな味わいを展開して頑張っているそう。スタジオで紹介されたビスクも¥691なのでお手頃ですよね。
三浦春馬先生が訪問!群馬県の高崎だるま
高崎は全国のだるま生産の約8割を誇るだるまの名産地。最近のだるまは赤だけじゃなくて、黄色、ピンク、緑などなどいろんなカラーバリエーションを展開。この鮮やかな色合いを出すために、下塗りとして牡蠣の貝殻をパウダー状にしたものを溶かした塗料で真っ白に。その上に赤やらピンクやら、だるまの色を乗せていくんだとか。
ここで登場したのが、中田 千尋さん。だるまのふるさと大門屋5代目。インスタグラムで高崎だるまを発信していたら、ロンドンのブティックから声がかかり、高崎だるまが海を渡ることに。今ではイタリア、ドイツなど、9つの国と地域で販売中なんだとか。
三浦先生が手にしていた紫のだるま、これワタクシのお気に入りの色でした。
三浦春馬先生が訪問!福井県の鯖江めがね
鯖江市では新成人全員に2018年から毎年特産のめがねをプレゼント。世界に誇る故郷の産業を再認識してもらおうと、市が企画したもの。ここ鯖江から登場したのがボストンクラブ代表の小松原 一身さん。(http://www.bostonclub.co.jp/index.php)
映画「マトリックス」で俳優全員に使われたサングラスはすべて鯖江で作られたものなんだって。カッコいいよね〜
三浦春馬先生が訪問!新潟県燕三条の金属加工品
番組ではサラリと流れていましたが、スノーピークの製品の数々。スノーピークはここが拠点だったんですね。焚き火台やグリル、アウトドア好きなら集めたくなる一品ばかりです。
三浦春馬先生が訪問!長野県の高品質日本製エレキギター
紹介されたのはフジゲン。エレキギター、アコースティックギター、ウクレレを自社ブランドやOEMで製造している会社なんですね。
ギターを生産しているのはフジゲン大町工場。安曇野の北、飛騨山脈が近くにそびえる場所です。
三浦春馬先生が訪問!岐阜県の本美濃紙(ほんみのし)
岐阜県からはユネスコ無形文化遺産に登録された本美濃紙(岐阜県美濃市)が紹介されました。本美濃紙のほか、石州半紙(島根県浜田市)、細川紙(埼玉県小川町・東秩父村)を合わせて「和紙:日本の手漉和紙技術」として登録されたとのこと。
本美濃紙は来たる東京オリンピックの表彰状に使われることが決まってるんだってね!
三浦春馬先生が訪問!徳島県の藍染め集団 BUAISO(ぶあいそう)
徳島県からは藍染め。Japan Blueとして世界で注目を集めています。この藍染め、深みのある鮮やかな青。本当に綺麗です。
ここで登場するのが、徳島県上板町の藍染め集団「BUAISO(ぶあいそう)」。平均年齢33歳の若手職人集団です。BUAISOの特徴的なところは、原料の藍の栽培、藍染めの染料作り、染色、デザイン、製作 の全行程を一貫して行なっていること。普通は各工程分業なんだとか。
イギリス、デンマーク、インドなど、海外でも大人気。
同じ徳島の大谷焼窯元とのコラボ商品がスタジオで紹介されましたね。大谷焼マグカップ表面のひび割れに藍を塗り込んだ独特な風合いに仕上がってました。
ワタクシ的に心惹かれたのがけん玉(¥6600)。下手くそですけど飾っておきたくなる一品。
三浦春馬先生が訪問!滋賀県の和ろうそく
三浦先生が訪れたのは、滋賀県高島市、琵琶湖畔近くにある和ろうそくのお店「大與(だいよ)」(https://warousokudaiyo.com)。4代目の大西 巧さんがお話をしてくれます。
ろうそくには、石油由来のパラフィンを原料とする「洋ろうそく」とウルシ科の櫨(はぜ)の木の実から搾取(さくしゅ)した蝋(ろう)を原料とした「和ろうそく」とあるそう。櫨のろうそくは、ススが出にくく垂れる蝋も少ないのが特徴。近年、櫨の生産量が激減していることもあり、洋ろうそくが1本15円に対して、櫨の和ろうそくは220円。とっても貴重なものになりつつあるようです。大與では、和ろうそくにもっと親しんでもらおうと、米ぬかの蝋成分から作る和ろうそく、その名も「お米のろうそく」を作っただとか。1本92円と、櫨のろうそくの半分以下のお値段としてます。
洋ろうそくが原料を型に流し込んで作るのに対し、和ろうそくは和紙にい草を巻きつけた太い芯の周りに、蝋を「手掛け」しては固める作業を繰り返します。出来上がった和ろうそくの断面を見ると、バームクーヘンのように芯を中心にして年輪状に蝋が積層されているのが分かります。ほんとうに全行程手作りなんですね。
大與さんのホームページにはオンラインショップもあって、櫨の和ろうそくも手が出せないようなものでは当然ないので、実際に試してみても良いかなって思いますよ!
三浦春馬先生が訪問!奈良県の瓦造り
奈良県で訪れたのは山本瓦工業。姫路城や法隆寺などの文化財の保存修理に携わっています。
2015年に完了した、姫路城の「平成の大修理」にも携わり、天守閣に設置されている鯱瓦も山本瓦工業の手によるものなんだって。
三浦春馬先生が訪問!和歌山県の胡麻豆腐
日本仏教の聖地、高野山の麓にある胡麻豆腐のお店「濱田屋」(http://koyasan-hamadaya.com/)が紹介されました。店内でも持ち帰りでも胡麻豆腐を楽しめるようです。
胡麻豆腐の原材料は、胡麻、本葛、水のみ。他にも抹茶が入っている胡麻豆腐もあるようです。ホームページを見ると、原材料名がきちんと表示されているので、食物アレルギーに注意している人も安心して選べると思いますよ。
三浦春馬先生が訪問!愛媛県の今治タオル
今治市は120年前からタオル産業が盛んなんだそう。120年前の1900年だと、ちょうど日清戦争と日露戦争の間くらいですね。富国強兵の真っ最中に起こった産業なんですね。
今治でタオルが作られるようになったのは、綿花の栽培が盛んだったこと。
さらに、今治市を流れる蒼社川の水質が、金属イオンが少なく柔らかい水質だったこと。この水で洗浄・染色をすることで今治タオル独特の風合いの、柔らかさやしなやかさが得られるんだとか。
今治タオルをワタクシも使ってますけど、確かにやわらかいし吸水性も良く、気に入って使ってます!
三浦春馬先生が訪問!福岡県の博多ちゃんぽん
博多ちゃんぽんと呼ばれるガラス製品を見た時、「これビードロっていうんじゃなかったっけ?」と思いました。遊び方も同じだし、音色も(ワタクシが聞く限りは)同じだったし。
調べてみると、やっぱりルーツは同じもの。ビードロが長崎の土産物店でいろんな種類が売られているにに対して、博多ちゃんぽんは筥崎宮(はこざきぐう)の放生会(ほうせいかい)という年に一度のお祭りの時だけ販売されているもの。職人さん一人が作って、筥崎宮の巫女さんが絵付けをするんだとか。即完売の大人気の品物なんだって。
スナッピー1号車は
福岡市東区の筥崎宮へ🚗💭
今年も放生会に向けて
ちゃんぽんの絵付が行われています✍🎨#RKBラジオ #スナッピー #筥崎宮 #放生会 #ちゃんぽん pic.twitter.com/Dw6FtuJBm3— スナップなう! by RKBラジオ スナッピー (@rkbr_snap) July 25, 2018
三浦先生が取材に行った時の職人さんはお亡くなりになったようですが、今現在はどうなっているんでしょうね?気になりますね。
あの博多ちゃんぽんの、ぺっっこん♪ という音色、かわいらしくて癒されますよね〜
三浦春馬先生が訪問!宮崎県の神楽面
宮崎県高千穂町、神々が降り立ったとされる神話の町です。この町で登場するのは高千穂神楽面職人の三代目、工藤 省吾さん。25歳から師匠であるお父さんに弟子入りをしたそうです。
神楽面はのみを使って作りますが、仕上がった表面は滑らかでツルッとしてます。やすりを使わずに滑らかに仕上げることができれば一人前なんだそう。
工藤さんの工房は天岩戸木彫。
天照大神が隠れたという天岩戸という洞窟。それを御神体とする天岩戸神社のすぐ近く。神話の中心にあるんですね。一度行ってみたくなりました!
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