サイエンスZEROで体内動画「生体イメージング」の達人・西村智(にしむらさとし)さんをご紹介!次は電気自動車!?

サイエンスZERO

こんにちは。

NHK Eテレで放送している『サイエンスZERO』。毎回毎回いま話題の最先端の科学と技術をとっても分かりやすく解説してくれるので、ワタクシの大好きな番組でもあります。今回は、2020年6月14日放送の「顕微鏡から電気自動車まで“超改造の達人”西村智」ご紹介します!

オンリーワンの科学者たちの“技とこだわり”に迫るシリーズ「科学の達人」。今回は、超改造の達人・西村智さん。医師でありながら、さまざまな機械を改造して独自のものをつくり出す西村さん。最新の8Kカメラと蛍光顕微鏡を組み合わせ、体内を動画でとらえた「生体イメージング」は世界を驚かせた。しかし、いま研究を進めるのは電気自動車。一見、全く関係ない分野にも思えるが、そこには西村さんの科学へのこだわりがある。

サイエンスZERO〜放送日と出演者

【放送日】2020年6月14日

【司 会】小島瑠璃子、森田洋平
【ゲスト】自治医科大学教授…西村智(にしむらさとし)
【語 り】川野剛稔

【放 送】 毎週日曜 [Eテレ] 午後11時30分~0時
【再放送】 翌週土曜 [Eテレ] 午前11時~11時30分



サイエンスZEROで紹介された西村さんってどんなひと?

もしゃもしゃ頭にちょいと派手めの出で立ち。医者さんのイメージとは一風変わった西村さん。笑顔が爽やかで、話すことにも一本筋が通ったお兄ちゃんです。

もともとは循環器内科のお医者さんで、病院で患者さんの治療をやっていたんだって。そんな西村さんの生体イメージングのルーツは今から10年ほど前、東大病院で内科医として働いていたころのこと。生活習慣病のメカニズム解明に生体イメージングを取り入れたんだそう。

世界最先端の研究をするためには、「みんなが使う機械」ではなく、「自分の機械を作る」ところから始めることなると西村さんは言います。こんなことをさらりと言ってのけ、高額な機械でさえさくっと自分でバラして改造して、撮りたい映像をバッチリと撮影しちゃう。めちゃめちゃカッコいいです。お医者さんであり、職人さんですね。


サイエンスZEROで紹介された「生体イメージング」ってなに?すごいの?

番組で紹介された「生体イメージング」ていうのは、生きたままの状態で動物の血管の中を流れる血液の様子なんかを、鮮明な動画で撮影する技術のこと。西村さんは「バイオイメージング」とも呼んでいるみたいです。

西村さんをテレビで見るのはこれが初めてではありません。「NHKスペシャル・人体」なんかでもこの生体イメージングで撮影した動画が使われてたりするんで、ちょいちょい目にしてるんですよ。

西村さんが生体イメージングに使う顕微鏡、二光子顕微鏡(にこうしけんびきょう)と8Kスーパーハイビジョンカメラを組み合わせたもの。動物が生きたまま観察できるように特殊な台も取り付けられているんだとか。この装置のおかげで、番組でも紹介されたような鮮明な体内の様子が撮影できるんですね。

西村さんが撮影する生体イメージングを撮影できるのは世界でも3か所ほどしかないってことなんで、世界のトップ3になるのに「たった10年」ってこと。これ、すごくない?


サイエンスZEROで紹介された「超改造」の秘密は?

西村さんのすごいところ、撮影された体内動画とか特殊な顕微鏡とかも確かにそうなんですけど、ワタクシ的には「どんな高額なものであっても、使いやすくするために躊躇なくイジリ倒す」ってことかと思います。普通ビビりますよ、1億円もの機材をバラすの。

機械はどう動いているのか、その動きを実現する機構はどうなってんのか?医学の分野だけでなく、工学的な深い理解もあるんでしょうね。


サイエンスZEROで紹介された、西村さんが今力を注いでいるのはどんなこと?

30歳くらいの時に大きな病気を経験した西村さん。その時の病気が原因で左足に後遺症が残ってしまったと言います。

車いすにも乗るようになったそうですが、ここでもやっぱり自分専用に車いすを改造しまくってます。

ふつうの車いすは、いろんな症状の人が利用できるようになっていますが、西村さんの場合は左足だけの障害。しかも介助の人に押してもらう必要もないので、介助者用のハンドルもブレーキも不要。車いすからいらない部品を取り外し、自分でブレーキをかけるための追加工作もして、どんどん自分が使いやすいように工夫して改造を繰り返したんだとか。

そして今度は、競技用の車いすを改造!バッテリーとモーターを乗せて電気自動車にしちゃいました。プロのレーシングドライバーも認める面白いクルマなんだって。

西村さんの根っこにある考え方にも共感しました!

「サイエンスとは、エンターテイメントでありアートである」

面白い!ワクワクする!きれいだな! こんなピュアな好奇心をずっと持ち続けたいですね!



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